実 施 日:2017年1月13日(金)
時 間:17:00~18:40 (うち実質講演時間 17:10~18:30)
会 場:玉川大学 大学1号館 401教室
参加者:80名(大学4年生)
実施内容(プログラム):教職実践演習
テーマ
『教育・保育現場にいる外国につながる子どもと家族の支援を考える』
・外国につながる子どもたち、あーすぷらざ外国人教育相談について
・外国人教育相談サポーター(タガログ語)髙橋さんの話から
・外国につながる子どもたちと関わるにあたって
講師
:外国人教育相談担当職員兼相談コーディネーター 徳野早苗
外国人教育相談サポーター(タガログ語) 髙橋メラニー 以上2名
【当日の様子】
教職免許の必修授業「教職実践演習」 を履修している 玉川大学教育学部(教育学部 教育学科・乳幼児発達学科)の4年生のうち、就学前の教育・福祉施設に就職を希望する学生を対象に出前講座を行いました。 この授業は今年の春4月から保育所や幼稚園の現場に立つ学生達も多いため、保育者として出発できるように実施されている授業です。80名の多くの学生さんが参加されていましたが、全体を通して積極的に講義に参加し、講師の話に真剣に耳を傾け、学生さんにとって学びのある時間になったようすでした。
あーすぷらざ外国人教育相談の概要や外国につながる子どもや保護者の支援を考えていく上でポイントとなる視点、活用できる資料等について、今後すぐに役立てていただける情報を提供することができました。また教育相談サポーターを講師とし、いくつかの彼女の体験からグループワークを行ったことで、保育園や幼稚園で過ごしている外国につながる子どもたちの気持ち、預けている保護者の気持ちを考え、担任として具体的にどういった対応するか等を学生さんたちに考えてもらう機会となりました。最後に、タガログ語でのあいさつや、タガログ語版「あたま・かた・ひざ・ポン」を紹介し、フィリピンの文化や幼児教育にも少し触れてもらうことができました。
【講座後に寄せられた学生の声】
・外国につながる方に対して幼稚園や保育所では何ができるのかをじっくり考える機会になった。
・何に困っているか、どのようなことに配慮が必要なのか知ることができた。
・相談サポーターが体験した時に感じた気持ちを聞いたことにより、自分が保育者になった時、どうしたらよいかを考えるきっかけになった。
・具体的な悩みを聞き、気づけていなかった視点を学び、相手の立場になって考えることの大切さを改めて感じた。
・手遊びやダンス、歌、食事等は国を越えて、共に楽しく分かち合えるものであり、きっかけ作りになると思った。
・担任の対応次第で保護者との関係性の築かれ方が変わってしまうと思い、担任の対応の大切さが分かった。
・自分たちで事例について考えることができ、学びを深めることができた。実際に外国につながる子ども、保護者と出会ったとき実践してみたいと思った。
・自分が当たり前に考えていたことが、文化の違いによって当たり前じゃないということを改めて気づくことができ、些細なことから見直していく必要があると実感できた。
など
あーすぷらざでは、このような出前講座を有料で実施しています。
これからも保育者や教員志望対象の学生向けの出前講座として今回の内容のような講座を実施し、共に外国につながる子どもたちへの教育を考えていく機会をつくっていきたいと考えています。
詳細については、あーすぷらざ多文化共生・情報課 045-896-2896/tabunka@earthplaza.jp 出前講座担当までお問い合わせください。
【講座の様子】