1 日時:2017年12月9日(土) 10:30 ~ 12:00
2 場所:地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ) 1階 多目的室、
2階 情報フォーラム・映像ライブラリー
3 参加者: 関東学院大学 社会学部現代社会学科 学生 24名
関東学院大学 社会学部現代社会学科 助手 野田有紀氏
関東学院大学 多文化共生・地域連携センター コーディネーター 服部記子氏
合計:26名
4 実施内容:
(1)あーすぷらざの紹介(施設)
(2)神奈川県における外国につながる方を取り巻く概況、多文化共生の取組みについて
(3)体験ゲーム「なにが起こった?」(震災、ショート版)
(4)外国籍県民支援事業の紹介:①外国籍県民相談 一般・法律相談 ②あーすぷらざ外国人教育相談
(5)質疑応答
(6)情報フォーラム、映像ライブラリー、教育相談窓口 見学ツアー
(7)本日の振返り/アンケート記入
【当日の様子】
関東学院大学社会学部現代社会学部の多文化ソーシャルワーク講座の一環として、学生が24名来館し、情報フォーラム&映像ライブラリーでフィールドワークを実施しました。
まず、職員からあーすぷらざの概要や神奈川県における外国につながる方を取り巻く概況、多文化共生の取組み等について紹介しました。今回は「言葉がわからない」という状況に置かれる体験ゲームをしました。実際に体感してもらうことによって、異文化に置かれた人の理解につながったと思います。
その後、外国籍県民支援事業である一般・法律相談、あーすぷらざ外国人教育相談の概要について説明し、それぞれの相談窓口の特徴と共に、どのような国籍・地域の方から相談があるのか、どのような相談を受けているのか等についても紹介しました。その後、情報フォーラムと映像ライブラリーを見学。 見学した時間にちょうど教育相談窓口は相談対応中で、その光景を見た学生さんからは「相談に来ている人が楽しそうに話していたので、役立っていると感じた」という感想もいただきました。
学生さんたちは、今回のフィールドワークを通して、多文化共生を発信し、外国人支援を行っている現場を実際に見たり、異文化体験をすることができたので、大学の講義で受けた内容とも一致し、頭で理解しやすくなったのではないかと思います。
映像ライブラリーや情報フォーラムでも多言語に対応した資料や本、外国人のサポート体制、それから外国人を支援する市民の方のための情報なども多くあることに驚き、各々が興味深そうに見ている姿がうかがえました。
≪フィールドワーク後に寄せられた学生の声≫
・教科書や普段私たちが普通に使っているものも外国の方からしたらわからないので、それを一覧にしたものや、日本語版と他の言語版が両方置いてあるなどの工夫が参考になりました。
・私たちは日本人で日本の中で生活していて、当たり前の事が外国人には当たり前ではないという事が参考になった。
・身の周りに日本人ではない人は多いが、まさか支援がこんなにも充実していると思わなかった。今後、知人にもおすすめしたいと思う。
・神奈川で暮らす以上、自分も多文化を意識する機会は他県より多いはずなので、今回の見学でそれを認識できたと思う。
など
これからもあーすぷらざでは、今回のフィールドワークのように大学との連携を増やし、学生さんや、留学生、担当の先生方と、共に多文化共生を考える機会を作っていきたいと考えています。