【共催事業】答えは現場にある!!~ノートとペンをもって教室の外に出よう~
2019年12月08日(日)
文化人類学・パラグアイ地域研究などを専門とされている横浜国立大学・藤掛洋子教授がフィールドワークの経験から導かれた「答えは現場にある」をテーマに講演、また、学生達から海外(パラグアイ・ボリビア)での研究成果を報告いたします。
プログラム後半では、これまで60を超える国・地域を歩き、国際医療支援活動を展開してきた桑山紀彦氏をお招きし、ライブ音楽と大画面の映像、スライドと語りを組み合わせたコンサート「地球のステージ」をお送りいたします。
【開催主旨】
グローバル化が深化し、地球規模の課題が山積みする中で、社会・ジェンダー課題や格差問題はよりみえにくくなり複雑化しています。大学は、教室内での教育/研究に加え、教室外での学生たちへの学びや気付きを促す仕組みが必要であると多くの方々が指摘しています。私自身、途上国での活動を通し、自己の相対化を経験したことから、私自身の教育のモットーは「答えは現場にある」です。学生たちは、教室と現場を往還することで、自己の相対化や個人と社会、日本と世界の関わりを改めて深く理解できるようになると考えています。横浜国立大学には、「共生社会構築のためのグローバル・スタディーズ・プログラム」があり、その中の一つがパラグアイ渡航で、今年で7年目を迎えました。現地で活動するNPOとも連携し、毎年現地のニーズに合わせ、継続したプログラムと異なるプログラムを実施しています。継続したプログラムは、学生たちによるフェアトレードの実践他であり、今年の新しいプログラムは、地図作りを通じたツーリズムの計画です。加えて、横浜国立大学が展開している「JICA草の根技術協力事業:パラグアイ農村女性の生活改善プロジェクト」の活動サイトにおける学生自身の多様な参与や農村女性の本邦研修の受け入れの一部サポートを通して、国際協力の実践を学ぶプログラムも行ってきました。
この度のジョイント企画では、はじめに、「答えは現場にある~ノートとペンを持って教室の外へ出よう~」と題し、藤掛洋子より『大学における海外体験学習への挑戦』(子島・藤原2017)などを参考にパラグアイ渡航プログラムにどのような社会的意義があるのかを検討した上で、パラグアイにおいて国際協力活動を行ってきた学生たちによる報告とワークショップを行います。その後、桑山紀彦氏による地球のステージを開催し、現場に行くことの意味を会場の皆様と一緒に考えたいと思います。
国際協力や南米に興味のある方、どうぞ奮ってご参加下さい。
【プログラム】
13:30~14:00 藤掛洋子教授による講演「答えは現場にある」
14:00~15:00 学生の発表「パラグアイ・ボリビア渡航帰国報告」
15:10~16:00 桑山紀彦氏による公演「地球のステージ」
【プロフィール】
藤掛 洋子氏
横浜国立大学大学院で国際協力や「ジェンダーと開発」論などを教える。民間企業での勤務経験もあり、退職後、国際協力機構(当時は「国際協力事業団」)の青年海外協力隊に参加。パラグアイ共和国に派遣され、農牧省農業普及局の生活改善普及員として農村で活動を行う。その後も、チュニジアやペルー、ホンジュラス、グアテマラなどにおいて開発協力の現場に関わりを持っている。ミタイ・ミタクニャイ子ども基金代表。
桑山 紀彦氏
神奈川県海老名市の心療内科医。これまでAMDA(アジア医師連絡協議会)、JEN(日本緊急救援NGO)、NICCO(日本国際民間協力会)、IVY(国際ボランティアセンター山形)などに所属しながら活動を展開。現在はNPO法人地球のステージの代表理事として、災害時の緊急医療支援や紛争地・被災地で心に傷を負った人々への心のケア(心理社会的ケア)を中心として活動を行っている。
日時 | 2019年12月8日(日)13:30~16:00(13:00開場) |
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場所 | 2階 プラザホール |
参加費 | 無料 |
定員 | 200名(要申込) |
主催 | 横浜国立大学、特定非営利法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金 |
共催 | 横浜国立大学ネクストアーバンラボ、横浜国立大学都市イノベーション研究院/学府、神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会) |
お申込み | QRコードよりお申込みください。 |
お問い合わせ | 神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会) |
TEL | 045-896-2121 |
gakushu■earthplaza.jp(■を@に変更ください) |