最高の花婿

映画『最高の花婿(ハナムコ)』

フランスで2014年興収No.1の大ヒット。
5人に1人が観た、笑いと涙に溢れた感動作！

4人の娘たちの結婚相手は、みんな外国人！？
毎日が異文化バトルの家族に、愛と平和は訪れるのか？
海外の信じられない習慣もたっぷりと紹介される本作。
「あるある」と「まさか！」を楽しく行き来するうちに、
グローバル化社会での振る舞い方や、
世界で巻き起こっている争いの根源である、
移民・難民問題と宗教問題を考えるきっかけになる佳作。

フランスは異人種間結婚が世界一で、ある統計結果では20%近くに及ぶという。
本作の監督自身もアフリカ系の女性と結婚したという実体験がある。
さらに、フランスVS外国というありきたりな対立を避けるために、
各々のキャラクターと同じバックグラウンドを持つ友人たちにアドバイスを求めたという。
そうして完成した、生きて血の通った脚本は高く評価され、
リュミエール賞オリジナル脚本賞に輝いた。
アップデートな世界の情勢が心に響く、監督の実体験に基づいたリアリティに満ちた物語。

【本作の詳細】
フランスのロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻は優雅な暮らしをおくっている。
しかし、夫婦には、他人には相談できない悩みがあった。
3人の娘たちが次々とアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚。
様々な宗教儀式から食事のルールまで、異文化への驚きと気遣いに疲れ果てていたのだ。
そんな時、最後の希望だった4人目の末娘は？

(原題 Qu’est-ce qu’on a fait au Bon Dieu ?/ フランス/ 2014年/ 97分/ 日本語字幕）