トークイベント 「アートで国際協力」
2015年08月01日(土)
自分の暮らしているところを離れ、まったく違う異文化のなかで生活しすることで、
いままであたりまえだと思っていた自分の周辺の常識が、いかに不安定で、疑わしい
かが見えてきます。
自分自身や自分自身の暮らす環境を客観視する視座を持つことは表現者にとってとても
重要なことです。
青年海外協力隊としてパプアニューギニアに行った体験から学んだことがその後の僕自身の
暮らし方や表現に大きな影響を与えました。その例を話しながら表現することとは何かに
ついてお話ししたいと思います。
藤 浩志
講師プロフィール
藤 浩志 FUJI Hiroshi/ふじ ひろし
美術家 十和田市現代美術館館長 秋田公立美術大学教授
1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、青年海外協力隊員として1986年から2年間パプアニューギニア国立芸術大学の講師を務める。
同地で目にした「野豚を追うヤセ犬」をモチーフにしたインスタレーション『戦闘機をひくヤセ犬の群像』を発表する。
都市計画コンサルタント勤務を経て1992年藤浩志企画制作室を設立。バングラデシュビエンナーレ(グランプリ受賞)、サイトサンタフェビエンナーレ(アメリカ)、瀬戸内国際芸術祭等の国際展の出品をはじめとしてインド、パキスタン、タイ、中国、韓国、台湾などアジア各地でのプロジェクトや国内の地域アートプロジェクトへの参加多数。
主な作品:この場所をどう使うとどうなるかということを考えた「鴨川泳いだこいのぼり」(1983)、街中をゴジラの着ぐるみを着て歩いたパフォーマンス・インスタレーション作品「ゴジラとハニワの結婚離婚問題」(1984-85)、国内の河川や海岸周辺の低湿地帯あるいはアジア各地の地域を巡り、ヤセ犬と街を巡る「ヤセ犬の散歩」(1988-96)、デモンストレーション・都市施設型作品「media garden Eスペイス」(1989-)、インスタレーション作品「お米の砂漠、犬のおしっこ」(1991)、給料一か月分のお米を利用した「お米のカエル物語」(1992-95)、家庭廃材を利用した地域活動「Vinyl Plastics Connection」(1999-2003)、いらなくなったおもちゃを利用して子どもとの活動をつくる「Kaekko」(2000-)。近年の活動としては、「Useless Selection」、「夢の鳥」、「Happy Forest」、「ToysSaurus」、「Kaeru System」、地域活動に重要な架空のキーパーソンをつくりだす「藤島八十郎をつくる」等がある。 http://geco.jp
第18回カナガワビエンナーレ国際児童画展 7月3日~8月23日
日時 | 2015年8月1日(土)14:00~16:00(開場13:30) |
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場所 | 映像ホール(5F) |
参加費 | 無料 |
対象 | どなたでも |
定員 | 当日先着 120人 |
お問い合わせ | カナガワビエンナーレ国際児童画展 事務局 または、あーすぷらざ 1階 事務室まで |
TEL | 045-896-2121 |
k-biennial■earthplaza.jp (■を@に変更してください) |