ドストエフスキーと愛に生きる
2018年09月16日(日)
ドキュメンタリー映画『ドストエフスキーと愛に生きる』
84歳の翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーの横には、華奢な姿に不似合いな重厚な装丁の本が積まれている。『罪と罰』、『カラマーゾフの兄弟』、『悪霊』、『未成年』、『白痴』、言わずと知れたロシア文学の巨匠・ドストエフスキーの長編作品。
スヴェトラーナ・ガイヤーは、それらを「五頭の象」と呼び、生涯をかけてドイツ語に訳した。彼女は、1923年ウクライナ・キエフで生まれ、スターリン政権下で少女時代を過ごし、ナチス占領下でドイツ軍の通訳者として激動の時代を生き抜いた過去を持つ。
本作では、一人の女性が歩んだ数奇な半生にひっそりと寄りそう映像とともに、文学の力によって高められる人の営みをたおやかに描き出す。読書が好きな方をはじめ、言語に関するお仕事(教師や記者、翻訳業など)をされている方へおすすめしたいドキュメンタリー。
(ドキュメンタリー/2009年/カラー・一部モノクロ/93分/ドイツ語ロシア語音声・日本語字幕)
原題:Die Frau mit den 5 Elefanten
監督:ヴァディム・イェンドレイコ
参考:スヴェトラーナ・ガイヤーさんについて
1923年-2010年、享年87歳。ロシア文学をドイツ語に翻訳する名翻訳者。彼女が手掛けたドストエフス
キーの5大傑作小説の新訳は、ドストエフスキー文学に新しい声を与えたと言われ、彼女のライフワー
クであり、ドイツ文学界の偉業と称賛されている。(配給会社のホームページより)http://www.uplink.co.jp/dostoevskii/about.php
日時 | 2018年9月16日(日) ①10:30~ ②13:30~ ※各回30分前開場 |
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場所 | あーすぷらざ5階 映像ホール |
入場料 | 大人 400円、小中学生 100円 |
対象 | どなたでも |
定員 | 各回当日先着120名 ※定員に達した場合、入場はできませんので、あらかじめご了承ください |
主催 | 神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会) |
お申込み | 申込不要 |
TEL | 045-896-2121 |
gakushu■earthplaza.jp(■を@に変更してください) |