【第18回カナガワビエンナーレ国際児童画展関連上映】「ソフィアの夜明け」
2015年07月05日(日)
ブルガリア発リアルでビターな青春映画。自分の居場所を捜し求める青年に希望の光はさすのだろうか――
2009年 東京国際映画祭で「コンペ15作の中で際立った作品」と激賞され、見事3冠(東京サクラグランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞)を受賞した。
本作の監督は「ブルガリアでは、映画は年間7、8本しか製作されない」と受賞当時のインタビューなどで語っている。
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1989年の共産党政権が崩壊したブルガリアはその後、経済が縮小し、20年近く苦境に陥る。2007年にEUへ加盟したものの、今度はグローバル化のあおりを受け、高い失業率や低い生活水準が続く。(隣接する5ヵ国のうち、経済大国はトルコ)
叙情的で美しい映像。私たちに生きる意味を問いかける物語。
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映画の中で、自分の居場所を見つけられず孤独に生きる芸術家イツォ。そのイツォ役で閉塞感の中に生きるアーティストの葛藤を演じ、俳優デビューを飾ったフリスト・フリストフは、撮影終了間際に不慮の事故で他界。
映画は、その悲劇を乗り越えて完成した。
(英語題 EASTERN PLAYS / 2009年 / ブルガリア / 89分 / 日本語字幕)
【関連イベント】
【7/3~8/23】第18回カナガワビエンナーレ国際児童画展
【7/25】パレスチナトークと映画上映会
【8/1】トークイベント 「アートで国際協力」
日時 | 2015年7月5日(日)各回30分前開場 ①10:30~12:05 ②14:00~15:35 |
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場所 | 5階 映像ホール |
入場料 | 無料 |
対象 | どなたでも |
定員 | 当日先着120名 ※申込不要 |
お問い合わせ | あーすぷらざ 1階 事務室まで |
TEL | 045-896-2121 |
gakushu■earthplaza.jp(■を@に変更してください) |