実施日時:2019年3月19日(火) 10:00~12:00
会 場:中原市民館
参加者:13名(川崎市保育ボランティア、および日本語学級ボランティア)
実施内容(プログラム):「多文化共生保育の実践について考える」~外国人教育相談の現場から学ぶ~
① あーすぷらざの機能、外国人教育相談窓口の開設背景・相談事例
② 外国につながる子ども達との接し方、中国の子育て ~経験談、参考になる資料~
③ 多文化共生保育のあり方 ~みなさんのご経験から~
講師:多文化共生・情報課 外国人教育相談担当職員 木村智子
外国人教育相談サポーター(中国語) 清水秋惠 以上2名
【当日の様子】
川崎市の公民館にて、識字学習(日本語学習)ボランティア、また、託児を必要とする学習者の子どもの保育ボランティアをされているみなさんを対象に、出前講座を行いました。
今回の出前講座を通して、まず、社会資源の一つである「あーすぷらざ」と、「あーすぷらざ外国人教育相談」の機能について知っていただくことができました。また、外国につながるお子さんや保護者と関わる上でのポイントとなる視点、資料等をお伝えしました。
中国出身の教育相談サポーターより、保護者としての体験談や中国の遊び、子どもへの言葉がけをご紹介しました。「中国では出産後しばらくはお風呂に入らない」、「親の言うことは子どもにとって絶対的と考える人が多い」等、日本との違いを感じた体験談に、参加者のみなさんも驚かれ、国によって考え方や背景がさまざまであることを感じていただける機会となりました。
最後に、参加者のみなさんがこれまでに接してこられたお子さんや保護者(学習者)とのコミュニケーションで驚いたこと、戸惑ったこと、普段の活動について感じていることなどをディスカッションする時間をもち、「他のボランティアとの協力、コミュニケーションの必要性を感じた」との声が複数あがりました。
講座であーすぷらざ外国人教育相談の活用方法を知り、外国につながるお子さんや保護者の方との関わり方を考えることを通して、ふだんボランティアの現場で感じられていることを話し合う良い機会となりました。
【講座後に寄せられた声】
・日本にいるから日本語で対応すれば良いわけではなく、こちらから多言語でコミュニケーションをとる努力(あいさつ程度)も大事だと思いました。
・あーすぷらざに行ってみようと思いました。施設の内容や情報を伝えていきたい。
・他の施設の方の話が聞けて参考になりました。保育担当と識字担当との協力の必要性を感じました。など
あーすぷらざでは、多文化共生・国際理解等をテーマとした出前講座を有料で実施しています。
これからも地域の日本語学習や保育ボランティアの方等を対象とした出前講座を実施し、外国につながる子どもたちへの教育を共に考えていく機会をつくっていきたいと考えています。
ご希望の方は、下記担当までお問い合わせください。
■外国人支援・多文化共生出前講座
(外国籍県民を支援する支援者向けに、外国人支援や多文化共生をテーマにした出前講座):
045-896-2896 ( 9:00~17:00/祝日除く月曜休館 )/ tabunka@earthplaza.jp
■国際理解出前講座
(校外学習等での当館への訪問の難しい神奈川県内の学校を対象とした国際理解を深める出前講座): 045-896-2121 ( 9:00~17:00/祝日除く月曜休館 )
出前講座の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
https://www.earthplaza.jp/ep/educators/demae.html
また、あーすぷらざ外国人教育相談の詳細につきましては、以下のページからご覧いただけます。
https://www.earthplaza.jp/ep/forum/foreign_education/index.html