関東学院大学社会学部「多文化ソーシャルワーク」受講生の皆さんを対象に、オンラインで出前講座をさせていただきました。
講座では、相談スタッフ(中国語担当)から子育てや生活の経験談をお伝えしながら、あーすぷらざや神奈川県での取組み、外国人教育相談窓口、一般・法律相談窓口等をご紹介しました。
◆日時:令和2年12月3日(木) 13時15分~14時45分
(うち実質講演時間:13時30分~14時30分)
◆参加者:関東学院大学社会学部 学生 29名
関東学院大学 社会学部現代社会学科 野田有紀氏 合計30名
◆実施内容:「多文化ソーシャルワークと社会資源」
・外国につながりのある方と関わるにあたって~体験談、参考になるツール~
・言葉が分からない方に分かりやすく伝える方法を考えるワーク
・あーすぷらざの機能、外国人教育相談窓口の開設背景・相談事例
・情報フォーラム「外国人サポートコーナー」紹介(動画)
◆当日の様子
周さん(中国語相談スタッフ)の体験談で印象残ったエピソードでは、以下のようなものがあがりました。
「周さんが遠足の持ち物で想像していたピクニック用のシートがイメージと違ったことに驚いた。」
「周さんが勇気をふり絞って、プールのタオルのサイズを先生に確認されたことが印象に残った。」
「奨学金の意味が違ったことにびっくりした(中国では奨学金は全て給付で、返さないといけない奨学金があるという認識がない)」
言葉が分からない方に分かりやすく伝える方法を考えるワークでは、
「近所に住む外国ルーツの家庭が、学校からもらってきた遠足のおたよりが読めず困っている」という状況設定で、隣人としてどのようにサポートできるかを一緒に考えました。
「水筒は、飲み物を入れるもの。その中は水かお茶を入れてくる」というように、具体的に言い換えて、中身についても注意点(ジュースではなくお水やお茶)を伝える案、
「写真や実物を見せる」、「スマートフォンの通訳アプリを使う」など、
さまざまな柔軟なアイデアが寄せられました。
「あーすぷらざのSNSを見たり、実際に行ってみたりしたいと思った」というご感想も複数あり、嬉しく思いました。
これからもあーすぷらざでは、今回のオンライン講座ように大学等との連携を増やし、留学生を含む学生の皆さんや、担当の先生方と、共に多文化共生を考える機会を作っていきたいと考えています。
詳細については、あーすぷらざ多文化共生・情報課 045-896-2896/tabunka@earthplaza.jp 出前講座担当までお問い合わせください。
また、あーすぷらざ外国人教育相談の詳細については、以下からご覧いただけます。
◆HP http://www.earthplaza.jp/ep/forum/foreign_education/index.html
◆facebook https://www.facebook.com/earthplaza.soudan
◆相談時間 10:00~13:00、14:00~17:00(受付は16:30まで)
◆ことばと相談日
タガログ語/火曜日、 ポルトガル語/水曜日、 中国語/木曜日と土曜日、スペイン語/金曜日、やさしい日本語/火曜日から土曜日
※祝日はお休みです
◆相談方法(予約不要)
・直接来訪
・電話
045-896-2972(タガログ語/ポルトガル語/中国語/スペイン語)
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※返信には、お時間をいただきます。
◆アクセス
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