【当日の様子】
1. 目 的:相談対応の向上等を含めた相談業務に必要なスキルの習得のため
2. 日 時:2022年 9月30日(金)18:00~20:00
3. 開催形式:オンライン形式(ZOOM)での開催
4. 対 象:神奈川県内各市区町村の外国人相談窓口担当、国際交流協会、国際交流ラウンジ、NPO、教育関係者、市民団体、支援団体等
5.参加者:38名(講師・あーすぷらざ多文化共生チーム 職員5名含む)
6.講 師:NPO法人 かながわ外国人すまいサポートセンター
事務局長 柳晴実(リュチョンシル)氏
7.テーマ:相談員が知っておきたい外国籍県民の住まい事情
~今、「すまセン」で起きていること~
8.内 容:
【講義】柳晴実(リュチョンシル)氏 :60分(休憩10分)
【ケーススタディ】事例検討:40分
【質疑応答】:10分
9.成 果:
今年度第3回目の外国籍県民相談等に関する研修会は、「相談員が知っておきたい外国籍県民の住まい事情」と題し、毎年10月に公営住宅への申請手続きなどの相談が増える事や、コロナ禍での外国籍県民の住まいに関する現状や課題などを確認するべく、NPO法人かながわ外国人すまいサポートセンター事務局長のリュチョンシル氏を講師に迎え、NPOかながわ外国人すまいサポートセンターの概要、コロナ禍での住まい探し、相談内容の変化や実際の事例などについてお話しいただきました。
講義では先ず、すまいサポートセンターの成立ちから、事業内容、相談件数などについてご紹介いただいたあと、実際の対応事例を折り混ぜながら、コロナ禍での相談内容の変化、外国籍県民を取巻く問題や課題等についてお話しいただきました。最近では、ネパールやベトナムの方の相談が増えている事や、相談者には丁寧なヒアリングを行い、相談者が納得した上で同行支援なども行っていること、本人ができることは本人にさせる、相談者の自立を促すことを大切に考え活動している事など参加者は興味深く講義を聴いていました。
後半のケーススタディでは、すまいサポートセンターの相談事例を元に各グループで話し合いをしてもらい発表を行っていただきました。各グループ、活発な意見交換がなされ講師による総評では住まいの問題を軸に、それを取巻く福祉や教育等の複合的な問題について、支援団体の横のつながりを意識して対応していきたいとのお話しがありました。今回も、参加者から事前に頂いた質問を講義の中で取上げていただくことで、参加者にとって日々の相談対応に役立つ情報を得る機会となったと感じています。アンケートでは「スマセンについて知ることができた、実際の事例が役に立つ」「住まい困窮の背景には生活が困っている方が多く、色んな専門窓口との連携しながら対応していきたいと思います」「ケーススタディで、他施設のスタッフの知見を拝見でき、大いに参考になりました」などのご意見を頂きました。
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